近年、ホテルや高級レジデンスを中心に「バス・パウダー・ベッドルームがつながる一体空間」が急増しています。
ひと昔前のような「浴室・洗面・トイレを完全に分離する」設計ではなく、透明ガラスでゆるやかに仕切る開放的なレイアウトが主流になりつつあります。
この流れの背景にあるのは、「空間を広く見せたい」、「デザイン性と清掃性を両立させたい」というニーズにあると考えられます。
特に、限られた室内面積の中でラグジュアリーな印象を演出するには、浴室を“見せる空間”とするデザインが効果的なのです。
しかし、その一方で課題となるのがプライバシーと法規制への対応です。
たとえば、地域差はあるものの、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の関係で「浴室と客室」の間に目隠しを求められるケースもあります。
そのため、デザイン性を保ちながら「必要に応じて目隠しできる」仕組みが求められています。瞬間調光フィルムは、それを実現し、かつメンテナンスも簡単だと注目されているのです。
注目される「瞬間調光フィルム」という選択肢

スイッチひとつでガラスの透明・不透明を切り替える瞬間調光フィルム。株式会社山上の提供する「FLクリスタルブラインド」は、国産という品質の高さと、幅広い場所で導入できる技術力と提案力で、多くの現場で選ばれています。
瞬間調光フィルム「FLクリスタルブラインド」とは?
日本製の超薄型(ノーマルタイプは0.27mm厚)瞬間調光フィルムです。
ノーマルタイプ・リバースタイプは「後貼り施工」が可能なので、既存のガラスに取り付け可能です。
そして、今回注目を集めているのは、耐湿環境向けの新タイプ「Duo〜デュオ〜」です。
浴室やスパなどでは、常に水分や温度差による結露が発生します。一般的な瞬間調光フィルムを貼っただけでは、長期的な安定性や安全性を保てないことがあります。
そこで、Duo〜デュオ〜ではフィルムを2枚のガラスで挟み込んだ合わせガラス構造を採用。湿気や水滴からフィルムを完全に守る構造に進化しました。
ガラス内部にフィルムを挟み込み製作するため、施工の際は合わせガラスユニットとして枠に納めます。
つまり「後から貼る」ではなく、「設計・製作段階で導入しておく」タイプと言えます。
この仕様により、高い温度や湿度の空間でも機能が低下せず、長期間使用することができるのです。
【実際の導入現場とは?】大阪市浪速区ホテル浴室事例

実際に導入が進む現場の一つが、大阪市浪速区のホテル浴室です。
そこでは「Duo〜デュオ〜」が、客室とバスルームの間仕切りガラスに採用されました。
施工範囲は、ガラスドア1枚と、間仕切り壁とドアを含む3枚の大きなガラス面です。
日中は透明にして室内に広がりを見せ、夜間や入浴時はスイッチ一つで瞬時に不透明に切り替わります。
透明時は開放感を演出し、非使用時にはしっかりと目隠しができるため、デザイン性・プライバシー性・法規制対応がすべて整う空間に切り替えられます。
宿泊者はまるでスイートのような高級感を体験できる上に、運営側にもメンテナンスが圧倒的に楽になるメリットがあります。
カーテンやブラインドでは避けられないカビ・埃・水垢の問題も一掃できます。
清掃はアルコールを含ませた布でやさしく拭くだけでOKで、経年劣化も少なく、ランニングコストを抑えられることから、ホテル運営側の評価も高いのです。

設計者・施工業者が評価する3つの理由
- 機能と意匠を両立できる
目隠しのためにすりガラスを使うと、どうしても重たく感じられる。
FLクリスタルブラインドなら、デザインの自由度を維持したまま必要なタイミングで遮蔽できます。 - メンテナンス負担を大幅軽減
ホテルでは日々の清掃性が大きな課題。
Duoは汚れやカビの温床にならず、清潔な状態を保てます。 - 空間演出の幅を広げる
プロジェクター映像を投影してデザイン演出に利用することも可能です。
機能設備でありながら、演出要素としても活かせる素材です。
計画段階で押さえておきたい“Duo”導入のポイント

Duoは合わせガラス構造のため、既に施工済みのガラスに後貼りすることはできません。
水まわり一体型の空間を計画する場合は、設計初期の段階からDuo仕様を前提に計画しておくことが重要です。
そのため、建築設計者や内装業者、ガラスメーカーとの連携が欠かせません。
電源制御装置や配線位置、開閉スイッチなども同時に検討しておくと、よりスムーズに設計を進められます。
初期コストは従来のカーテンやブラインドより高く見えるかもしれません。
しかし、美観・耐久性・清掃性・安全性を含めたライフサイクルコストで比較すれば、その優位性は明らかです。
業界で進む「標準採用化」の動き

ホテルだけでなくスパ施設、介護・医療分野、住宅にも採用が広がっています。
特に、限られた空間を開放的に感じさせる“見せる浴室”を志向するインテリアデザインとの親和性は非常に高いです。
また安全面でも、ガラス破損時に飛散を防ぐ構造を備えているため、災害対策や防犯面でもプラスになります。
こうした理由から、今後はさまざまな場所で瞬間調光フィルムの導入が進んでいくと考えられます。

まとめ

「どのような環境に設置できるのか」「概算見積をとりたい」など、初期段階の相談も歓迎です。
株式会社山上では、お客様の用途・環境・図面に合わせて最適なプランをご提案します。施工事例集も無料でプレゼントしていますので、ご検討時にぜひお役立てください。
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